時代遅れの趣味

OSASKやはりぼてOSに興味を持ったころにはコミュニティは枯れていた.
W-SIMに興味を持ったとき,W-SIMの時代は終わりかけ,ATコマンド情報の総本山osdev-jは消えていた.

時代に見合った興味を持てということなのか,それとも自分でがんばる努力が足りないのか.

その一方で,OSASKW-SIMも当時は輝かしい関心を集める技術だったのだ.なのになぜ衰退してしまったのか.
世間一般からみればマイナーな彼らの時代を少しでも垣間見た自分だからこそ,彼らの栄枯盛衰から次の時代へのヒントを学び取らなくてはならないと思う.

まだまだ考察が足りないと思うが,ひとつ.
活気あるプロジェクトは,オープンソースベース,オープンソースハードウェアベースだと思う(企業内のプロジェクトは技術レベルがもっと高いと思うが私には知りようがない).
OSASKは優れたオペレーティングシステムだと思うが,2つの点で問題があったと思う.
ひとつは,より多くの人に理解されにくい技術を使ってしまったことにあると思う.高度な技術であるが,それに関心を持っても理解されることが少なければ発展が少ない.AndroidLinuxベース,Javaの採用と,既存の技術の延長に構成されていると思う(たぶん.私の勉強が足りない).
もうひとつは,人が求める機能をいち早く実装し,使える状態にしたということである.バグがあってもいいからとりあえずそこそこ使えるデモができるようにしたらいいのだ(某企業はサービスパックと称してバグフィックス+αを提供している).

W-SIMも,フォーラム内で情報を独占せず,いっそのことオープンな共通規格化してしまえばよかったのではないかと思う.たしかにどこでペイするんだという話にはなるが.